SHOGO FUJIYAMA
SHOGO FUJIYAMA

テクノロジーで利用者の選択肢を増やし、生活を豊かに。

藤山翔梧/DeSCヘルスケア株式会社 企画

大学在学中にベンチャー企業を立ち上げ、Webサービス開発やUI・UXコンサルティングなどを行なう。大学を中退してベンチャー企業の経営に専念するものの、先にDeNAに入社していた知人から「自分でサービスを作ってみないか」と誘いを受け、DeNAに入社。現在は、ヘルスケア事業で新規事業の立ち上げに従事している。

数字から感じる、利用者の存在。

僕はモノづくりをする人間なので、自分が携わったサービスが世に出て利用者からの反応を肌で感じられるのはすごく魅力ですね。利用者からのフィードバックは、定量的なものと定性的なものがあるんですが、その両方を実感できることが嬉しいです。

最近だと、『歩いておトク』というサービスを立ち上げた時、想定を越えて良い反応がありました。例えば、利用者の継続率。新しく使い始めた利用者の90%の人が翌月も継続していただけているという結果を初めて目にした時には本当に嬉しくて、チームみんなで何度も数字を見直して確認するほどでした。

もちろん、アンケートでのコメントなど定性的なフィードバックも大切にしています。DeNAのヘルスケア事業としてサービスで利用者の意識や行動を変えていくことに注力していますが、「『歩いておトク』を使いはじめてから、一駅前で降りて歩いて帰るようになりました」などのコメントを見ると、とても感動しますね。

このような結果につながった一番の要因は、やはり利用者ととことん向き合ってUXを作り込んだことかなと思います。

『歩いておトク』は、健康意識が高く比較的年齢が高めの層もターゲットにしていたため、アプリそのものに抵抗がある人もいるという前提で、できるだけシンプルに設計しました。例えば、なるべく簡潔に2タップでサービスを利用できるようにした点です。そのために、身近な利用者の声も参考にしました。実は僕の母に会社に来てもらってインタビューしたんですよ(笑)。結果、今では母も『歩いておトク』のヘビーユーザーの一人になってくれています。

利用者だけでなく、社会や協業先にもデライトを。

DeNAのヘルスケア事業本部に来て、大変だなと感じたことは、利用者の要望とビジネスの両立です。直近行っている事業は、保険だったり医療だったり、非IT企業との提携が多いのですが、協業先企業のニーズだけ求めていると、いつの間にか利用者が自分の意識の中からいなくなってしまう瞬間があるんです。当たり前ですが、事業は、利用者にとっても、協業先にとっても、メリットが無くてはなりません。さらには、社会問題の解決にも貢献したい。利用者への価値・協業先への価値・社会問題の解決の全てを達成するのが結構難しいところでもあり、面白いところでもあります。そんな価値のある未来のために、事業の成功確率を高くするというのが僕の役割だと思っています。

自分自身がいかに「熱量」高く取り組める事業か。

そして、利用者の次に大切にしているのは、僕自身の「熱量」。これがとても大切だと思っています。事業の立ち上げを行なっている僕の熱量やテンションが低いと、上手くいかないんです。熱量が高くなるのは2通りあって、「無意識に内から湧いてきた事業」と「納得感を持てた事業」のどちらか。このサービスが広げられると、利用者にも、DeNAにも、提携アライアンス企業にも、国にとってもプラスになる!と腹落ちすることで、「これはもう絶対やるべきだ」と思うんです。そうなってくると、どんどんテンションが高くなって、それこそ寝食忘れてその事業のことを考えてしまいますね。

一方で、モノづくりにおける企画者として、「これやったら良いんじゃない?」という案も毎日たくさん考えています。でも、「心底やりたいな」という事業は簡単には見つかりません。心底やりたいことを突き詰めていった結果、良いサービスが生まれると信じて、考え続けることを大切にしています。

テクノロジーの力で一人ひとりの選択肢を増やしたい。

僕が持っているビジョンは、「テクノロジーの力を使って人の選択肢を増やし、生活を豊かにしていくこと」。その中でもヘルスケアという分野は、特に選択肢を増やせる領域だと思います。例えば、『MYCODE』で取り組んでいる遺伝子検査サービス。個人が自宅で唾液を出して遺伝子検査を受けるって、少し前までは考えられなかったじゃないですか。その結果が幸せかそうでないのかは人によると思うんです。でも、遺伝子検査をできるという選択肢が増えたこと自体は素晴らしいのかなって。もう少し身近な例でいうと、SNSもそうですよね。江戸時代の人は遺伝子検査がなくても幸せだったかもしれないけど、できることが増えることで、世の中は便利になっているし、豊かになっていると僕は思います。もう少し一人ひとりができることを増やしていきたいと思っているんです。

こうして人類の進歩が見えるからこそ、インターネットとテクノロジーの分野が僕は好きなんです。いろんな人たちに焦点が当たりやすいからです。個人の能力を向上させ、自分らしく社会に貢献していくことを、ヘルスケア事業本部では「個人をエンパワーメントする」と言っています。これは起業する前から変わらない僕の考えでもあります。その考えを実現するためには、自分でサービスを作ることと、若い世代の教育の2つが大切だと僕は思っています。DeNAに入って、自分でサービスを作ることはできるようになったので、もう一つの若い世代の教育についてはプライベートで取り組んでいます。

僕は社外で高校生向けの起業支援を行なっているのですが、事業以外にもこういう活動にも取り組めるのがDeNAの良いところなのではないでしょうか。自分の意志があれば、とても面白い会社だと思います。

株式会社DeNAライフサイエンス
R&Dグループ 研究員
石田幸子
DeSCヘルスケア株式会社
KenCoMアカウント部 営業
土田拓也
DeSCヘルスケア株式会社
企画
藤山翔梧
株式会社DeNAライフサイエンス
R&Dグループ 研究員
久保竜一
DeSCヘルスケア株式会社
開発部開発グループ エンジニア
近藤優輝